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RealtimeTanshoScope を v1.1.0 にアップデートしました

RealtimeTanshoScope を v1.1.0 に更新しました。見た目はほとんど変えていませんが、中身の異常判定を作り直しています。金額のしきい値を自分で決める方式をやめて、AIモデルに「普通の動き」を予測させ、そこから外れた分だけを異常として出す方式へ切り替えました。

メイン監視画面

しきい値をやめた理由

v1.0.1 までは、30秒あたりの推定流入金額に固定のしきい値を置き、時間帯(発走30分以内 / 30〜60分前 / 60分以前)× 3段階を設定画面で決める方式でした。

分かりやすい代わりに、限界もはっきりしていました。同じ100万円でも、1番人気と10番人気、朝と締切直前ではまったく意味が違います。しきい値を上げれば見逃し、下げればログが異常だらけになってしまいます。

v1.1.0 の判定

なので、金額そのものを見るのはやめました。先に「このレースのこの時間帯、この人気の馬なら、普通はどのくらい動くのか」を予測し、その範囲を超えた分だけを異常として出します。

2015年以降の約10年分のオッズ推移を学習させたモデルを、役割別に3つ積んでいます。

・通常変動AI(5分) — 直近5分のオッズ変動が通常の範囲かを判定。G1・重賞・平場の3区分で基準を補正
・実質集中AI — 市場全体が伸びているだけか、その馬に資金が集中しているかを見分ける
・締切直前流入AI — 発走5分以内、人気1〜3番に絞った専用モデル。締切前の駆け込みは通常でも大きく動くため、他と同じ基準では判定できない

Lv.1 / Lv.2 / Lv.3 は「その動きがどれくらい珍しいか」の段階です。Lv.3 ほど、通常の変動では説明しにくい動きになります。

しきい値の設定画面は廃止しました。設定は要りません。

検知しているのは「オッズと票数の動きが普通ではないこと」だけです。その馬が勝つかどうか、買って儲かるかどうかを当てるものではありません。

締切に間に合うかを表示

大きな資金が動くのは締切の直前です。ところが投票締切が発走の約2分前なのに対し、オッズの更新はそれより粗い。JRA-VAN のサーバは開催場数やレース数に応じてオッズを順番に更新していて、次に発走するレースでも最長で2分間隔になります。

つまり締切ぎりぎりに入った大口は、締切を過ぎてから発表されるオッズで初めて見えることがあります。動き自体は締切前に起きているのに、こちらが知るのは締切後、という順序です。

そこで異常ログの各行に、オッズの発表時刻を基準にしたタグを付けました。

・【締切直前】 — 発走3〜2分前の発表。まだ投票が間に合う
・【締切後参考】 — 発走2分前以降の発表。すでに締切を過ぎていて買えない

【締切後参考】は買い目にはなりませんが、そのレースで何が起きていたかは分かります。不要なら異常ログのヘッダにある「締切後」ボタンでまとめて畳めます。タグの付かない行は、まだ判断する時間が残っている発表です。

なお JRA 側の集計と配信には遅れがあります。実際に投票された時刻は、表示している発表時刻よりさらに前です。タグはあくまで発表時刻を基準にした目安として見てください。

アップデート方法

起動すると更新の案内が出ます。案内にしたがって最新版を入れてください。

手動の場合は、最新の RealtimeTanshoScope-Setup.exeダウンロードして上書きインストールします。設定と履歴はそのまま引き継がれます。

保存済みのアーカイブは新しい判定で読み直されます。以前に見た異常ログと結果が変わることがあります。